取り組み

新築・リフォームへの取り組み

お家を建ててからすでに20年以上も経過し、そろそろリフォーム時期ではないかと思っておられるお客様は、 たくさんおられるんではないでしょうか。

弊社では、年間工事の約7割ほどを屋根、雨樋のリフォーム工事をさせていただいております。
屋根は住宅や家族、財産を自然環境から守る要ですので、定期的なメンテナンスは重要です。

屋根の葺き替え工事とは、既存の屋根材を剥がして新しい屋根材を施工することです。 例えば、これまで日本瓦の屋根だったものをガルバリウム鋼板に葺き替えることができます。

屋根の耐震性
屋根の耐震性

実は大震災以降、耐震対策として軽い屋根へ葺き替えるニーズが増えています。 日本瓦の場合、1m²あたり50kgから60kgもの重さがあり、最近では1m²あたり7kg 程度の重さに抑えられるハイブリッド屋根が出てきており人気となっております。

この屋根材は超軽量なため建物の重心が低くなり、地震などの揺れ幅を抑え、 耐震・免震・制震性にとても有効です。

更に人気なのは、カバー工法(重ね葺き)です。

カバー工法
カバー工法

カバー工法とは既設の屋根材を剝がさずに、古い屋根に防水処理をした上から、新しい屋根材を施工する工法です。

既存の屋根材を撤去せず施工するため、解体や廃材処理の経費を節約できることから人気の工法となっています。

ただし、もともと瓦屋根のお家には、カバー工法は適用できません。

施工前の屋根診断で下地(野地板)等が大丈夫かどうかを確認した上で、 傷んでいる箇所があれば適切な補強工事を行ってから、カバー工法をさせていただいております。

地域イベントへの取り組み

以前、地元の小学校から依頼があり「THE 仕事人」というテーマで、この地域にお住まいの職人さん、 大工さん、庭師さん、畳屋さん、そして板金屋さんが講師として参加させていただきました。

キャリア教育の一環として、職人の建築技術や板金技術などを見たり体験したりして、 さまざまな仕事を子どもたち知ってもらおうと企画されました。

建築板金のブースでは、六角柱のカラーボックスを各班に一個ずつ作ってもらいました。 時間が限られていたので、折り曲げのケガキ線や板取を工場で行い、 子どもたちには1mの手動の曲板機を使ってもらい、あらかじめ用意しておいた板金の板を、 ケガキ線に合わせて2人で両端を持って、もう1人が曲板機のレバーを引いてもらい、 3人がかりで折り曲げてもらいました。
子どもたちは「1人で簡単に曲げてたのにめちゃくちゃ力いるな」と言いながらも一生懸命曲げていました。

次に六角柱になる端と端を、「ハゼ組み」という工法でつないでもらい、 ボックスの底の部分は「掴み(つかみ)」という道具を使って、六角形の板金の端を直角に曲げてもらいました。 最後に底板をはめ込んで掴みでつかんでもらって完成しました。

子どもたちが真剣に作業に取り組んでいる姿が印象的で、ある男の子は 「大きくなったら廣瀬板金の弟子にしてください」と言ってくれてすごく嬉しかったです。

ものづくりの楽しさ、 完成したときの達成感を少しでも子どもたちに感じてもらえて、 1人でも多く職人の道を目指すきっかけになれればと思います。

自分自身もいい経験をさせていただきました。

体験教室(ワークショップ)への取り組み

いがぶら」 の一環として出店させていただきました。 今回は、縦3cm、横9cm、厚みは0.1mmの銅板を使用して「銅板ネームプレート作り」 をさせていただきました。

いがぶら

やり方はすごく簡単で、まず下書きの紙に好きな絵や文字、名前などを書きます。 できあがった下書きを銅板の上に下書きの紙をのせてボールペンで少し力を入れながら銅板に写していきます。

銅板に写ったところで、さらに上からボールペンで力強くなぞっていきます。
裏返して凸状に浮き上がってきた線の周りをボールペンでなぞります。
この作業を何回かすると凹凸がくっきりと出ます。

折鶴

次に銅板に付いた指紋などを中性洗剤で洗い流して、アンティーク調にするのに銅板を酸化溶液に浸けて 酸化させます。それから自分が好きな色具合になるまでサンドペーパーなどで磨いて完成です。

今回の参加者の方には、岐阜県や神戸市と遠方にもかかわらずご参加くださいました。 皆さん真剣な眼差しで作業されていて、一人一人の個性あるネームプレートが仕上がったと思います。

折鶴

今後の予定としましては、自社でのワークショップ開催を計画しております。 銅板の折り鶴や銅板レリーフなど、また「こんなものが作りたい」とか「あんなの作ってみたい」 というお客様のご要望におこたえできるよう、いつでもご相談に応じさせていただきます。

施工事例

私共が行いました工事のの施工例です。