長年の雨風から、漆喰の壁が破損していました。土蔵の壁面をガルバリウム鋼板で張り替えました。
1.工事前の状態 |
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今回の工事は、焼杉の張り替え・漆喰部分の下地処理・白のガルバリウム鋼板張りを東西・ 北面の三方をさせていただくことになりました。 漆喰や土壁が落ちてしまい、大工さんの下地工事が大変そうです。 |
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2. 下地工事 |
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焼杉も張り替えられ、漆喰部分の下地も板金工事がしやすいように綺麗にしていただきました。 この後、黒のガルバリウム鋼板で水切りを取り付け、透湿防水シートを貼ります。 透湿防水シートには、壁内の湿気を積極的に屋外に排出し、壁内の結露を防ぐ効果があり、 主に木造建築の外壁の屋外側に用いられます。 |
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3. レンガ貼り |
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いよいよ漆喰部分の板金工事です。 はぜ組み(折り曲げを利用した板金の接合法の一つ)によるレンガ貼りです。 あらかじめ工場で加工出来る材料もありますが、 ほとんどが一枚一枚寸法を取りながら施工していくので、 なかなか根気のいる作業です。 |
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4. 開口部 |
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最後に開口部廻りの板金仕上げになります。 階段状になった開口部を寸法通りに板金を加工して、四方すき間なく納めました。 |
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5. 完成 |
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工事前の写真から比べると、見違えるほどになりました。 これも、大工さんのきっちりとした下地工事のおかげで、スムーズに施工が出来ました。 |